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茶呉耶の書籍・作品

 

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息を吸えずに何を夢見る

茶呉耶にとって初となる短編集。「小説家になろう」で公開している『不幸少女の幸福理論』などの5作品の他、書下ろしとなる『息を吸えずに何を夢見る』、『発見』の2作品を収録。

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鉤爪にかける

「彼の左腕は紅に満ちていた。」
ラジオをつければ何時も殺人事件の話題が持ち上がり、車を走らせればどこかで銃撃戦が起こる。
昔は日本経済再生の最後の矢であった移民特区「赤線」の一つである夢島区も今は組織犯罪の蔓延る世界有数の犯罪都市へと変貌した。
そんな夢島区にある廃ビル群「興南城」を拠点に殺し屋稼業を営む左腕が鉤爪の青年カケルと興南城近辺で名の知れた事件屋兼便利屋のアシェル・パトリツィオは赤線区域で事業を展開する中規模財閥「黒崎グループ」の会長黒崎敏郎から突然、敏郎の娘である黒崎祐子の救出、そして祐子を誘拐したグループ全員の殲滅を任される。

10年前に起きた大量虐殺事件、カケルとアシェルの過去、執拗に裕子を狙う謎の組織。そんな中で三人はこれまでにない大規模なギャング抗争に巻き込まれていく...

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贖イノ旅路

「旅人だから旅をしている。それだけだ。」
そう言って旅人は誰にも旅の目的を明かさずに賞金取りとして賞金首を捕まえては街を転々として旅路を進めていた。
その道中で旅人は『奴』と呼ばれる極悪非道の殺人鬼が酒場を襲撃しているとの情報を得て、すぐさまその現場へと向かう。
そこで旅人が見たものとは…

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